近年、外国から侵入したクビアカツヤカミキリの発生が日本各地で問題となっています。

クビアカツヤカミキリの幼虫は,樹木(主にサクラの仲間のサクラ・ウメ・スモモ・モモ)に寄生し,内部を食い荒らし枯らしてしまい、多くの果樹や樹木に大きな被害を与えます。

 

成虫や幼虫が寄生し大量のフラス(下記写真3)が排出されている樹木を見かけた場合は、下記まで連絡をお願いします。尚、特定外来生物に指定されているため生きたまま持ち運ぶことは違法となりますので、成虫を見かけた場合はその場で捕殺していただいた上で下記まで連絡をお願いします。

和歌山県果樹園芸試験場 うめ研究所

日高振興局 農業水産振興課

西牟婁振興局 農業水産振興課

最寄りのJA紀州、JA紀南

0739-74-3780

0738-24-2946

0739-26-7941

 

生態

  • 成虫の体長は2~4cm。全体は光沢のある黒色で、前胸は明赤色。
  • 孵化後1~2年間、幼虫として樹木内部を食い荒らし、その樹木を枯死させる。
  • 幼虫は4月に摂食を始め、5~6月に最も摂食活動が盛んになる。
  • 6月中旬より成虫の羽化がはじまり、新たな樹へも飛来し産卵する恐れがあります。

【孵化】卵が孵ること。具体的には、卵から新しい個体が脱出してくること。

【羽化】昆虫が、サナギや幼虫から、成虫になること。

写真

写真1

seityuu

クビアカツヤカミキリ

体長:約2~4cm

(写真:徳島県農林総合技術支援センター提供)

ウメやサクラなどで、この成虫を確認した場合は捕殺していただき、樹木の幹から粉もしくは特徴である大量の粉くず(下記写真3)が排出されている樹木を見かけた場合は、成虫が分散しないようネット等で樹木を覆っていただきますよう重ねてお願いします。

写真2

danmen

モモの被害樹 (断面)
(徳島県農林総合技術支援センター提供)

写真3

furasu

幼虫により排出された粉くず(フラス)
(徳島県現地モモほ場にて撮影)

 

お問い合わせ

農業振興課

TEL:0738-22-2048